ミックスボイス

ミックスボイスの練習曲にボカロを使ってはいけない3つの理由

ミックスボイスの練習をするのにボカロ曲を使っている人は多いのではないでしょうか。

「高い声を出すなら高い曲が良いから、ボカロ曲で練習をしている」、

「ボカロ曲を歌えるようになりたいから、ボカロ曲でミックスボイスを練習している」といった感じですね。

ですが、ボカロ曲を使ってのミックスボイスの練習はおすすめできません。

おすすめできない理由は後述しますが、ボカロ曲での練習は逆にミックスボイスを習得するのに圧倒的な遠回りとなってしまうんです。

ミックスボイスでボカロ曲を歌いたいなら一旦我慢しよう

ミックスボイスを練習している人の中には、ボカロ曲を歌いたいからという理由で練習をしている人も多いと思います。

ボカロ曲の魅力は個人のセンスが強く出るところ

確かにボカロ曲ってJPOPの様なメジャーの楽曲にはない良さがありますよね。

それぞれのボカロPが売上げに関係なく、自分の作りたい曲を作って発表しています。

素人さんからセミプロ、果てはガチのプロまでもがボカロを使った曲作りをしているって一昔前では考えられない環境ですよね。

売れ線の曲にはないボカロならではのセンスがボカロ曲にはあり、歌いたくなる気持ちは分かります。

それ故にボカロ曲は非常に難しい

個人が歌い手に囚われずに好きなように曲を作っています。

言い換えると、ボカロ曲って人が歌うことを考えずに作られた曲ということです。

つまり、ボカロ曲を歌うのはかなり難易度が高いと言えます。

そんな高難易度のボカロ曲をミックスボイスが出来ていないのに挑戦するのは無謀というものです。

ボカロ曲を使ってのミックスボイス練習も難易度が高く、全く練習になりません。

こちらの理由は下記の通りです。

ミックスボイスの練習にボカロ曲は危険な理由

正解となるお手本ボーカルが存在しない

ボーカロイドの歌声はある意味完璧すぎて、歌やミックスボイスの参考にはなりません。

生身の人間が歌っているのであれば、ずぶの素人でもその歌声を聴けば、発声技術について少なからず感じ取れるはずです。

ですが、ボーカロイドには発声技術的なものは存在しません。

しゃくり上げ等の装飾を歌につけることは出来ますがそれは技術ではありません。

そのため、この曲をどんな風に歌っていいのか、良く聴かせられるのにはどう歌えばいいのかが掴めないのです。

ボカロ曲を歌い手の人が歌ってみた動画をあげていると思いますが、これもあまり参考にしないほうが良いでしょう。

なぜなら、歌い手はプロではないからです。

人によっては良い発声している人もいますが、大半はめちゃくちゃな発声ばかりです。

喉声だったり、中途半端で未完成なミックスボイスだったりです。

プロの歌手はお手本となるミックスボイスで歌っているので、ボカロ曲でミックスボイスを練習をするよりもプロの歌っているメジャー楽曲でミックスボイスを練習した方がはるかに効率が良いというわけです。

ミックスボイスの見本となるプロ歌手まとめ

テンポが速すぎる

ボカロ曲ってやたらテンポの速い曲や、息継ぎのタイミング分からないほどに1フレーズに音が詰め込まれていたりします。

テンポや音が詰め込まれすぎていると、息継ぎのタイミング、つまりブレスのタイミングが難しくなってきます。

確りと息を吸えていないと、声も安定しませんし、喉が絞まってきてしまう原因となります。

曲の速さやテンポに踊らされて、ブレスがままならず、悪い癖がついてしまう可能性も出てきてしまうので、最初はスローテンポの曲から練習するのがおすすめです。

そもそも、ブレスなんて考慮せずに滅茶苦茶に音を詰め込んでくる曲もありますよね。

正にボカロならではという感じです。

初音ミクの消失 – Wikipedia

発声音域が広すぎる

一般的なポップスであれば2オクターブ程度の音域があれば充分ですが、ボカロ曲は曲にもよりますが2オクターブどころではなく、3オクターブ、4オクターブ以上もの音域となる曲があります。

こうまで発声音域が広いと、音を合わせるのに意識が集中して、ミックスボイスを安定させるという意識まで持っていけないのです。

昔の私もそうだったんですけど、hiG以上の超高音ともなると、ミックスボイスよりも超高音を出すことに意識が向かずに、ミックスボイスがおざなりとなっていました。

音域はミックスボイスを習得してからついてくるものと考えて、自分のレベルに合わない広い音域の曲は今は避けた方が無難です。

換声点付近の切り替えが難しい

音域が広く、メロディラインが難しいということは、換声点付近での切り替えが難しいということでもあります。

ボカロ曲は好き勝手に作られているので、換声点を意識した曲作りがされていません。

換声点付近の難しい音を連発したり、低音から高音、高音から低音に急に大きく跳躍をしたり、1フレーズで地声と裏声の切り替えが頻発したりなどですね。

ミックスボイスが全く出来ていない、又は未熟なミックスボイスの時に換声点付近を強く攻められれてしまうと、全く太刀打ちが出来ないです。

なんとか歌おうとしても、逆に悪い癖がついてしまったり、自信を無くしてしまったり、モチベーションが下がってしまう可能性も。

ミックスボイスを習得するには、換声点を克服することが重要ではありますが、何もいきなりレベルの高いボカロ曲で挑戦してしまうと失敗をしてしまうということですね。

換声点とは?ミックスボイスを出したいなら必見!

換声点を克服するための効果的な2つの練習方法

ボカロ曲を歌うのにミックスボイスは必須…だけど!

ボカロ曲は難易度が非常に高く、ミックスボイスの練習にはあまり適していません。

ミックスボイスが完成して、歌の中で使える、実用性のあるレベルに達していれば、ボカロ曲に挑戦してみるのはいいかもしれません。

ミックスボイスを習得していない、又はミックスボイスが未完成のレベルの時にボカロ曲で練習したり、無理に歌おうとするのはやめておきましょう。ここは我慢です。

ミックスボイスを完成させるには、毎日の地道な発声練習あるのみです。