女声を出したい人や声帯の閉鎖力を鍛えたいという理由で、喉仏を上に上げる方法を模索している人は多いんじゃないでしょうか。
確かに女声、メラニー法をマスターするには必須なことですし、声帯閉鎖を鍛えたい、感覚を掴みたいという方も気になりますよね。
喉仏を上げる方法について、おすすめの方法がいくつかありますので、紹介をしたいと思います。
簡単に喉仏を上げる方法

喉仏の上げ方についてですが、これはシンプルで簡単です。
まず、唾を飲み込んでみてください。そうすると喉仏が上に上がるはずです。
その通り、食べ物や飲み物を飲み込むときには必ず喉仏が上がるはずです。
食べたものが気道に入らないように、喉仏が上がって蓋をするためです。
これが一番簡単な喉仏の上げ方です。
上げ方が分かったら、今度はその喉仏が上がった状態をキープする練習をしてみて下さい。
常に唾を喉に飲み込んでいる状態を作ることですね。
これはコツとかは何もなく、ひたすら練習をしてみて下さい。
声を出さなくていいので、外出している時でも出来ますよ。
喉仏のキープが出来る様になったら、この状態のままで声を出してみましょう。
発声トレーニングで喉仏を上げる

前述では簡単な喉仏を上げる方法をお教えしましたが、今度はボイストレーニングの観点から喉仏を上げる方法をお教えます。
「ney(ネイ)」で発声練習
ney、ネイで発声練習をするのがおすすめです。
というのも、ネイは喉仏を上げやすい言葉だからです。
上げやすい言葉だからと言って、ただネイで発声をしていてもあまり効果的ではありません。
ポイントとしては、声を鼻に思いっきりかけることと、女性の出すアニメ声や潰れた声を出すことです。
鼻に声をかけることで発声のポイントを高くしようとする力が働きます。
その動きにつられて、喉仏がぐいっと上に上がります。
ピアノやyoutubeの音階練習動画でネイを使って発声練習をしてみましょう。
潰れた声を出す
潰れた声も喉仏を上げるには効果的です。
潰れた声というとあまりイメージ出来ないかもしれませんね。
キテレツ大百科のトンガリの声がイメージに近いです。
潰れた声を出すには口の中の空間を舌で潰すことです。
前歯の裏側のすぐ後ろにある固いところがあるかと思います。
ここを硬口蓋と言います。
その硬口蓋を舌でべったりとくっつけて、口の中を潰すと、潰れた声が出しやすくなります。
この潰れた声とネイを組み合わせるのが非常におすすめです。
でも、喉仏の上げ過ぎは注意
喉仏の位置を高い状態で声を出すと喉を傷めやすくなります。
練習中にはこまめに水分を取ったり、小休止をするべきですね。
もし、少しでも痛みを感じたり、声が掠れる等ダメージを負っていると感じたら、その日の練習は止めた方がいいでしょう。